
2026年NISA戦略:攻めに転じる
2026年のNISAの成長投資枠は、MSFT(マイクロソフト)とGOOGL(アルファベット)の2社へ投資することにしました。
これまでの投資方針とはやや異なり、NISAでビッグテックを選ぶことにした背景には、自分なりの投資フェーズの変化があります。
今回は、その思考の整理を兼ねて記録しておきたいと思います。
これまでの投資:強固な「守りの土台」を築く
これまでの投資を振り返ると、私のポートフォリオは投資信託と高配当銘柄を中心に組み立ててきました。
2026年NISAへの投資を控えた、11月末時点の資産比率は以下のとおりです。
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投資信託:約17.1%
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高配当・ディフェンシブ銘柄:約75.7%
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成長株:約7.2%
投資を始めた頃から、「成長株か高配当株か」と幾度となく悩みましたが、今日まで高配当・ディフェンシブ銘柄への投資を貫いてきました。
- 投資信託:分散投資で市場全体の成長を網羅し、資産のベースを底上げする
- 高配当銘柄:安定したインカムを得ることで、下落局面でも揺るがない精神耐性を確保する
結果、スピードは緩やかながらも確実に資産を増やしてきました。
投資信託の積立は今も継続しており、年間配当も100万円の大台を超えたことで、どんな相場環境でも大きく崩れにくい「守りの土台」は、ある程度整ってきたと感じています。
「守りの土台」が整ったからこそ考えたこと
投資当初は、まず「市場に居続けること」「資産を減らさないこと」が最優先でした。
一方で、土台ができた今、次に考えるべきことはこの先、資産をどうやって伸ばしていくかという点です。
私は、今からおよそ7年後に今の職場を退職したいと考えています。
現在中学3年生の子どもが大学を卒業するタイミングです。
この7年という中期的な期間で資産額そのものを最大化するためには、NISAの非課税枠を何に使うのが最も合理的か。改めて考え抜いた結果、NISAは「成長」のために使うべきだという結論に達しました。
NISAは「成長」のために使う:持たざるリスクを回避
NISAの最大のメリットは、売却益も配当も非課税であることです。
この強みを活かすなら、短期的な安定を求めるよりも企業価値の拡大(キャピタルゲイン)を狙うべきだと判断しました。
特に、7年という期間で資産額を最大化することを考えたとき、成長株への投資には明確な優位性があると考えています。
そして、今回あえて「成長株」をポートフォリオに加えるもう一つの理由は、「投資しないリスク(機会損失)」への備えです。
AIを中心とした歴史的な産業革命が進む中、この成長の波に乗らないことは、将来的に世界経済の成長から取り残されるのではないかという危機感を抱いています。
テクノロジーが既存の産業を破壊し、価値観を塗り替えていくだろう時代において、「変化しない、投資しない」という選択は、最も大きなリスクになり得ると考えました。
すでに守りの役割は投資信託と高配当銘柄が担っているからこそ、2026年のNISAは成長を取りに行くため「攻め」に振り切ります。
なぜMSFTとGOOGLなのか:自己強化型ビジネスモデル
候補にはAMZNも含まれていましたが、最終的に選んだのはMSFTとGOOGLの2社です。
最大の理由は、デジタルの世界で完結する「成長の再現性」の高さにあります。
最重要視したのは、以下の自己強化型サイクルを持っている点です。
Amazonも強力な候補でしたが、物流という「物理的コスト」を抱えるモデルに対し、MSFTとGOOGLは「インフラ・モデル・アプリ」のすべてをデジタルで垂直統合しており、より高い利益率で成長を再現できる強みがあります。
このサイクルが回っている限り、株価の一時的な変動はあっても、企業の「本源的価値」は高まり続けます。
7年後に節目を迎える際も、これら2社は「売却候補」ではなく、10年先を見据えた資産のコアとして安定した役割を果たしていると考えています。
資金の捻出:ポートフォリオの「役割」を入れ替える
今回の購入資金は、保有銘柄の売却で充当します。 日本の成長株の一部売却はすぐに決まりましたが、悩んだのは高配当銘柄の扱いです。
決断は難しかったのですが、地政学リスク、現在の金利環境や将来の伸びしろを考え、中国工商銀行の株式やJリートの一部を売却することにしました。
安定した配当・分配金を手放すことに迷いはありましたが、それ以上に、MSFTやGOOGLという世界トップレベルの「自己強化型サイクル」に資本を移すことには、十分すぎるほどの意味があると考えています。
これまで「守り」の役割を果たしてくれた資産から、次の「成長」へ役割を交代させます。
7年後から逆算した資産配分
7年後の退職までのロードマップは大きく3つのフェーズに分けて考えています。
現在のポートフォリオを土台にしつつ、NISA枠を「成長の加速器」として使い分けていきます。
まとめ:資産の土台を武器に、攻めのフェーズへ
資産の土台が固まった今、2026年のNISAではあえて「攻め」の選択をしました。
今回、将来の退職を具体的に意識したことで自分なりの投資の方向性を整理することができました。
この姿勢で、7年後の退職に向けて資産運用スピードを一段階引き上げていきたいと思います。
※追伸:人生のステージに合わせた「柔軟さ」も忘れずに
とはいえ、投資は常に人生の状況とセットです。
我が家では子どもが私立高校・私立大学への進学を希望しており、これから数年は今以上に現金が必要になる時期に差し掛かります。
私立高校の学費は、初年度で約100万円、2年目以降も年間85万円に加え、留学費用などの大きな支出が見込まれます。
そのため、今後数年はNISAの成長株投資を優先する方針ですが、家計の状況次第では、再び高配当銘柄を選んでキャッシュフローを補強する選択肢も考えられます。
「理想の戦略」を持ちつつも、家族の未来に合わせて柔軟に軌道修正できる強さを持って、運用を続けていきたいと思います。