昨日のダウはすごかったですね。聞いたことはありましたが実際にサーキットブレーカーが発動したのを見たのは初めてで、すごい経験をさせていただけたと思っています。
昨日は、数銘柄注文したのですが残念ながらサーキットブレーカーが発動して購入できたのはウォルトディズニーだけでした。
今日は買えるといいなぁと思っています。
さて、私は配当を目的とした投資家ですが、最近、自分の米国株の配当リターンについて、明らかに低いという疑問を抱いておりました。
今更ですが、株価の暴落と今後の経済低迷が見込まれる中で私は何に投資を行うべきか考えてみました。
配当リターンの現状
上段が日本株配当の期待リターンで、下段が米国株配当の期待リターンです。
米国株配当リターンが3.36%に対して日本株配当リターンは4.46%です。
高配当を求めて米国株への投資を始めたのに、その結果は日本株より低い配当リターンというのはいったいどういうことなのか。
配当で高リターンを得ている投資家がいる以上、米国株投資自体が間違いなのではなく、私の銘柄選択及び投資方法が間違っているのでしょう。
なぜこんな状況になってしまったのか、今後どうすべきなのか考えていかねばなりません。
なぜ低リターンになっているのか
そもそもの話、出発点が間違っていたかもしれません。
米国株を始めたのは弟から話を聞いて興味を持ったからですが、米国株投資にあたって、何も知らなかった私はブログを読み漁り投資の参考としました。
ここに重大な落とし穴がありました。
私が参考にしたのは過去の成功例であるという点です。
例えば、P&GやJNJと言った銘柄。長期保有でリターンが得られるという話。
それは、現在のような高値にある時ではなく、過去、株価が低くて配当リターンが高かった時に購入した方が、今現在高リターンを得られているという話なのではないのでしょうか。
同じく、上昇し続けるだろうと思って購入したマイクロソフトやビザ。
価格は上昇してるけど配当リターンはほとんど得られていません。将来株価は上昇していくかもしれないし同時に増配もされるかもしれませんが、すでに割高な水準の株価のなかで本当に将来高利回りに期待ができるのか疑問に思えます。
おそらくは価格が上昇してから買った私には高リターンは得られないということなのでしょう。私が米国株投資の入口として学んだ高リターンが得られるうまい話なんてほとんど無くなっていたのです。
この状況から考えるに、今後、高い配当リターンを求めるならば割安な株を買って持ち続けることが何よりも重要なことなのだと思います。
見えない高リスク
また、私は低リターンであることと同時に高リスクを抱えているのではないかと感じています。
自分の保有銘柄を見ると、満足な配当リターンが得られていると言えるのは、たばこ、エクソンモービル、AT&Tです。全てPERも低く単価自体も低いですが高リターンです。
一方、高PERで単価も高い銘柄、マイクロソフト、ビザ、ジョンソン、P&Gなどは低リターンです。
良くも悪くも安定している銘柄なのでリターンが低いと言えるのかもしれませんが、投資妙味がないとも言えます。
しかし、保有していることによってそこに見えないリスクが含まれています。
万が一の暴落時、被害はどうなるのかという点です。
ハイテク銘柄バブル、連続増配銘柄バブルなんてあるかもしれません。
この場合、例えば、先ほどあげた低PERで単価自体も低い銘柄が下落した場合と高PERで単価も高い銘柄が下落した場合ではリスクの度合いが異なってきます。まぁ、バブルは割高な銘柄だから発生するのでしょうけど。
万が一を想定した場合ですが、割高な銘柄を保有している私の資産は低リターンの割に凄まじいリスクを抱えているのではないかと感じてしまいます。
今後の投資
では、今後どういう銘柄を選択すべきかと言えば、割安な株を買うという至極真っ当な結論に至ります。株を始めた人がおそらく一番最初に学ぶことですね。
具体的には、PERとPBRなどを参考に割安な銘柄を探し、その銘柄に投資するということになります。
それが将来的に高リターンをもたらすということを肝に銘じておきたいと思います。