くろの日米株長期投資

配当再投資で資産形成

外貨残高に金利はつかないので外貨建MMFを活用する

今日は証券会社の外貨残高と外貨建MMFについて。

 

 

外貨残高に金利はつかない

米国株投資を始めて4ヶ月。

SBI証券の外貨残高に金利がつかないことを学びました。

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ハイブリッド預金(楽天のマネーブリッジ)のように外貨残高にも金利がつくと勘違いしていました。

 

じゃあどうするかということで、SBI証券のQ&Aに記載されている外貨建MMFというものが気になったので確認してみました。

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けっこう利回りがいいのです。

外貨残高には少額だけどドルが入っているし、遊ばせておくのはもったいないので、これは使った方がよさそうですね。

 

でも、ちょっとまって。

そもそも外貨建MMFて何?

 

外貨建MMFとは何?

外貨建MMFとは、マネー・マーケット・ファンドの略で外貨で運用される投資信託です。

元本、流動性、インカムゲインの確保を目指す商品で、格付けの高い債券を中心に運用されています。

 

【参考:ブラックロックのMMF構成比率】

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※CP:短期社債

 

特徴的なのは、毎日決算が行われているため基準価格の変動がないという点です。

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※さっそく購入してみましたが、評価損益は常に「0」です。

 

外貨建MMFは、毎日決算が行われ、運用実績に応じた分配が行われ、毎月末にまとめて分配金の再投資が行われます。

毎月まとめて再投資されるので毎月複利運用されるということでもあります。

※元本保証商品ではない点は注意が必要です。

 

そして、購入は10米どる1セント以上から可能で、売買手数料は無料です。

※円貨建で購入する場合、為替手数料及び為替リスクも発生します。

 

外貨建MMFの使い方

基準価格の変動がなく、売買手数料無料、毎月分配金再投資。とても魅力的に感じます。

 

米国株購入後の残金や米国株の配当をそのまま外貨残高として置いておくのではなく、外貨建MMFで保有しておき、分配金をもらう。

ひと手間かかりますが、米国株を購入するときにはドルに戻すというのがお得な使い方だと感じます。

 

資産形成の手段としての外貨建MMFもありだと思います。

特に、これから外貨運用しようとしている方、外国株をやろうとしている方、最初の外国への投資は怖いものです。

まずは外貨建MMFで運用をしてみるというのも良いかと思います。

 

外貨建MMFの利回り

外貨預金と比較すると利回りが高いです。

SBIネット銀行の外貨普通預金は0.7%ですが、

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外貨建MMFは1.8%前後となっています。

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こちらは現在の利回りですので、購入する際には各証券会社で確認してみたほうがよいです。

 

外貨建MMFのデメリット

外国株購入のつなぎとして利用場合、他の証券会社では、外貨建MMFを元本として外国株を購入できるようですが、SBI証券ではできません。

一度、外貨建MMFを売却してドルにする必要があります。

売却にも時間がかかり、日本時間で14:30までに注文しなければ売却は翌日になってしまいます。

 

例えば、大きく株価が下落した日、米国株を購入しようとしても、外貨建MMFを売却していないため購入できないという状況が発生してしまいますのでこの点は注意が必要です。

 

逆に、毎月購入日を決めている方であれば、その日だけ売却し、余った額でまた外貨建MMFを購入すればよいので問題はなさそうですね。

 

まとめ

以上、外貨ベースでの話ですがまとめます。

 

外貨建MMFとは

  • 債券などで運用される投資信託
  • 価格変動がない

 

メリット

  • 少額から投資可能。
  • 分配金が毎月支払われる。
  • 分配金は再投資され複利運用される。

 

デメリット

  • 外貨建MMFを元本として株購入できない。
  • 外貨建MMFの即時売買ができない。

 

外貨残高に残金があるならば、外貨建MMFを購入して分配金をもらうのもお得という話でした。