小学校4年生の娘に株を買わせてみた
娘に投資を経験させたくて、実際に株を買わせてみました。
娘に株を買わせるまでを振り返ってみます。
はじめに
株を買わせるにあたってネックになるのは何かを小難しく考えていましたが、小学生だってお金が欲しいと思っているので、そこを刺激してやれば意外とすんなり買うものなんだなと感じました。
楽天証券の株アプリiSPEEDを娘のスマホにインストールして株購入させましたが、文句の一つも言わず、買った後はむしろちょっと得意気でした。
楽天銀行開設
約1年半前、小学3年生の時に子供用に楽天銀行口座を開設してお金を管理させることにしました。
「銀行にお金を預ける」ということが理解できず、お金を親に取られるという認識だった娘に銀行を理解させるのにけっこう苦労しました。
その際に、いつか必要になるかもと、娘の楽天証券口座も開設していました。
お金の知識
銀行の説明するのにけっこう苦労したので、お金の知識を身に付けさせようと娘に本を読ませました。
なかなか読む気配もなかったので最初のうちはお金をちらつかせて無理矢理読ませ、読み出したら飽きさせないように、1章読むごとにクイズを出してまたお小遣いをちらつかせてと、あまりよろしくないだろう方法で基本的な知識を身に付けさせました。
株を買いたいと思うには
娘に株を買いたいと思わせるにはどうしたらいいかいろいろ考えていたのですが、意外と単純なのかもしれません。
小学生だってお金が欲しいと思っているので、お金を得るにはどうしたらいいかイメージできるようにしてやればいいのだと思います。
ここは私の弟の存在が大きかったです。
私の弟が駅前の高級マンションを購入して数年住んでいたのですが、駅前という立地の良さとマンションの豪華さを徐々に理解できてきたようで、ちょうど1年前、「もしかしてお金持ちなの?」と弟に聞いたところから歯車が噛み合った気がします。
「いくらで買ったのか」「いくら持ってるのか」「何でお金そんなにあるのか」と弟に質問攻めで、普段は答えない弟も甥っ子にすごいと言って欲しかったのか、資産が約2億円あること、配当金や家賃収入が多いことを語ってくれました。
その額に、娘もかなり驚いていて、株や不動産を持っていればお金が増えると印象付けられたのかなと思います。
「パパも株買うといいよ」とか言ってきたときは殴ろうかなと思いましたが。
実際に金持ちを見て、株を買えばお金がもらえる、金持ちになれる可能性があるかも?ということを知ったのは大きかったと思います。
モノやサービスを作る会社
意味があるか分からないですが、我が家では、日常的に、娘が気にいったモノやサービスがあれば、企業名は何か?をクイズにしたり、モノやサービスから「会社」というものをある程度意識するように仕向けています。
過去、うまく興味を持った例では、Appleの歴史とか、日清の歴史とか、阿部蒲鉾の歴史とかを調べて、母親に得意気に語っている様を見かけました。
突然の購入銘柄決定
今月頭、自分が買う株を考えていた時に、軽い気持ちで「株を買うから買う会社を考えておくように」って娘に言ったら、「えぇー⁉︎」とか嫌そうな雰囲気出してた癖に、今週になって、「株買うならYouTubeかなー」とか言い出しました。
YouTubeは、Googleって会社のサービスなんだよって言ったら「知ってるし!」と怒られました。
残念ながらアルファベットは娘の資金では買えないことを伝えたら、じゃあやめると言い出す前に、他にもあるだろー?行ってみろ?と畳み込んで、悩ませた結果、じゃあマックにする!ということで、選んだのはマクドナルド(MCD)。
完全に日本のマクドナルドが頭にありませんでしたが、今考えたら日本のマクドナルドのほうがよかったかなと思ってますが今更ですね。いきなり米国株は良かったのか悪かったのかは判断つかないです。
子供目線の銘柄候補
ちなみに、以下、娘が候補に選んだ銘柄です。子供らしいチョイスです。私のイメージも追記しました。
①Google
毎日YouTubeでストプリは必須。徐々に音量が上がっていったり、歌い出したりで妻にうるさいと怒られるまでが日課。
②マクドナルド
毎週土曜の昼はマックかフルーツピークスらしい。妻が飲み会の時はほぼ毎回マックデリバリーになる。最近メロンソーダがお気に入り。
③Apple
寝る時以外iPhoneは手放さない。YouTube、ツイキャス、TikTok中毒。iPhone片手に宿題やって、嫌いな計算や文章問題は妻の目を盗んでSiriにやらせているので学校の成績は悪い。
④任天堂
友達とあつもり楽しいです。借金ネバーエンド。本体出しっぱなしにして妻が片付けるのがスタンダード。欲しいと言わないのでソフトはあつもりしなか持ってない。
⑤ディズニー
毎年母親とディズニー行ってます。お金は父親に出させるけど、父親は連れていきません。
初めての株購入
買うと決めた日のマクドナルドの株価が約213ドル。1ドル106円なので、日本円で約22,600円。
株を買えば銀行口座のお金が22,600円減る。
それを娘は嫌がると思っていたのですが、持ってればお金もらえるの知ってるよ?的な感じで抵抗はありませんでした。
銀行口座から25,000円を楽天証券に移し、娘のiPhoneに楽天の株取引アプリiSPEEDをインストールしてマクドナルドを検索して注文。
全部娘にやらせました。
私も楽天では初めての株取引でしたがiSPEEDは使いやすいし分かりやすいですね。未成年がマネーブリッジを使えないのは不便ではありますが。
また、ドル転は娘にはややこしいと思ったので今回は円貨決済にしましたが、注文後に話をしたら「外国のお金に変えるってことだよね」と言っていたので外貨決済も一緒にやらせてみればよかったなと思っています。
株主になった娘
無事注文を終え、これでマクドナルドの株主ですよ!株主になってから食うマックは美味いんじゃないですかね!
って言ったら、「ふふん」って感じでちょっと得意げな顔になってた娘。
チョロい。
さいごに
現状、銀行口座の利子で数円増えたと喜んでいたので、今後、配当金を受け取れば、それなりに株を意識してくれるかなと思っています。
私自身もっと早くから投資を始めれば良かったと後悔していますので、早いうちから娘の選択肢のひとつに自然と株式が出てくるようになればうれしいです。